性癖の倦怠感

 

 

私は一人で気持ちよくなることが趣味である。

まさに自慰行為というのはメリットが多い。

自分が気持ちいい場所がわかっていること、好きなものを見て興奮することができること、金銭的も時間的にも節約であること。

 

 

男は手探りで、「気持ちいい?」と自信ありげに言うが、

その言葉が少しばかりか、自慰行為を否定しているかのように思われる。

 

それは単なる私の意見なのだが。

 

性行為を行った後、男は恒例行事のように賢者タイムと言われるものにさなまれるらしい。

私にはそんなもの知らないと思っていた、ここ最近まで。

 

最近自慰行為すら減ってきていた。

 

それは年齢のせいなのかもしれない。

 

それでも、ふとした瞬間にムラムラの神様が私の頭を叩てくるのだ。

「ほらほら周りには誰もいないのだから、今日くらいいいじゃないか」と。

 

今まではそのムラムラの神様が毎日のように訪れていたと思うと、

神様にも「お仕事ご苦労様です」とでも言ってやりたいくらいだ。

 

私は最近、その自慰行為で、賢者タイムと言われるものを体験した、多分。

 

倦怠感の塊みたいなものが体全体を包み込み私と一体化するような感覚。

 

その感覚をとても心地いいと感じた。

 

ムラムラを感じ、気持ちよくなった後に、少しひんやりとする空気の中で倦怠感を感じ、「なにしているのだろう」と口に出している。

 

私の倦怠感は私の自慰行為をより味わい深くしてくれたのだ。

「ありがたき幸せ」と

 

自慰行為の後にそう口にする土曜日の正午。

korekara

 

私は旅。

 

どんなに風が吹いても、私はすがすがしい気持ちでいた。

きっと何かがある気がして。

 

どうしてもそう信じたくて。

 

綺麗な水がさわやかに私を迎えるのだ。

山の歌声は響くだろうか。

川の挑戦は続くだろうか。

 

私はどんな時も私と過ごした。

 

私は執拗に自らを認めてほしいらしい。

私は執拗に愛してほしいらしい。

 

私は愛してあげようと日々を費やしていたが、

私はついに他力本願になってしまった。

 

私は私を愛せなくなった。

私はこれから、周りの人に認められないといけないのか。

私はこれから、周りの環境に馴染まないといけないのか。

 

それは、それはこれからのこと。

 

私は新たな私を産んだ。

愛せるように。

 

それはとても落ち着きのある、綺麗な私だった。

文句ひとつもないほど、私は私を愛すようになった。

 

心を愛で、身体はなぜが汚れていた。

 

「あ、そうだ。」

 

「これから」

 

「何を希求して生きるのだろう。」

 

「あ、そうだ。」

 

「死ぬために生きていこう。」

 

「それはそれは何とも美しいことでしょう。」

 

 

 

 

ドイツ語のおかげで彼の声

 

 

大学では英語が必須科目だった。

第二言語の選択肢は、韓国語、中国語、ドイツ語、フランス語だった。

 

私は英語の文法構造が好みだったこともあり、英語のパターンに似ているドイツ語を選択した。

 

大学生になったことに浮かれることもなく、たんたんと勉強する日々が続くと思っていた。

私はそこまで明るい性格でもなかったから。

 

それでも、私は彼に出会って、変わった。

 

彼はとても顔立ちがよかったが、ファッションセンスが最悪と言ってもいいくらい稚拙だった。

身長は180ほどあるのに、中学生のようだった。

 

彼は私と同じドイツ語を選択していた。

 

ドイツ語の教室で初めて彼と話したのは、

 

「この教室ってドイツ語ですか?」

だった。

 

私は男性を怖いと感じることも多かったため、

私の返事は首を前に傾けることしかできなかった。

 

後ろから聞こえた彼の「ありがとう」に私は驚いた。

 

彼の声が微笑んでいるように感じたからだ。

 

彼の声は特別綺麗なわけでもない、ただ声の柔らかさが感じられた。

それは初めて会った時だけではなく、常に感じられたのだ。

 

彼の声と一緒に居れば、私は今幸せだったかもしれない。

 

彼はあれからドイツ語の講義はとなりの席に座るようになった。

私は不安だったが、彼がしたい通りにすればいいと安易に考えていた。

 

いつも彼は私と話すとき、微笑んでいた。

いつも彼の声も微笑んでいた。

 

柔らかくて、あったかい。

 

少しずつ男性に対する恐怖心、人を疑う姿勢がほどけていった。

彼は私を安心させてくれた。

 

私は彼の声を愛した。

私は忘れない。

私は今でも、彼の声が欲しい。

 

 

サイト

 

私は自殺を考えていた。

いろいろ調べてみたら、あるサイトを見つけた。

 

「死にたい」と投稿している人がたくさんいた。

私はそれに参加する勇気もなく、もちろん死ぬ勇気もない。

 

鬱状態のせいでどうしても自分を保てないでいる。

コントロール、コントロール、コントロール

 

私はもう少し頑張れないかと自分に聞いてみる。

が、何も返答してくれなかった。

 

無言で何かを伝えたかったのかもしれない。

少しずつでいいから、前に進もうって言いたかったのかもしれない。

 

そう言ってほしかったから。

 

だから、私はサイトを閉じた。

 

「言ってくれてありがとう。」

 

彼は、私に似ていかなかった。

 

価値観、金銭感覚、考え方、ファッションの好みや食べ物の好みも。

 

それでも彼を知っていくにつれて、似ているところを見つけた。

それは臆病なところである。

 

私は今までに彼との関係よりも優先して自分のことをやり進めていた。

優先順位は彼も同様にそうであった。

行動力は私の方が持っているのか、動いていないと気が済まない。

 

ただ、臆病のおかげで彼と溶け合い交じり合えるのだと思う。

 

 

そう思っていた。

 

なのに、彼は少しずつ私に対して違った態度をとるようになった。

 

「幸せにするから」

「君がどんな状況でも守るから」

「愛してるよ」

 

綺麗な言葉をかけてくれるようになった。

 

散々私が言葉について彼限定の演説を行うことが多かったからだ。

「言葉は相手に直接伝わるの」

「だから相手のことを考えて、相手のために言葉を丁寧に並べていくの」

「自分の主張などは自分の言葉で伝えて、自分を表現していいと思うけどね笑」

 

彼は私の話のせいなのか、おかげなのか...

 

私が精神病を悪化させてしまった時のこと。

何度も彼は私の話を聞いてくれた。

話は自己嫌悪、自己肯定感の感じられない言葉が並べられていた。

それでも、彼は臆病を見せずに、

 

「言ってくれてありがとう。」

 

と、言うようになった。

その言葉は臆病でもなく、誠意に私と向き合ってくれている言葉であった。

 

独りじゃない。

臆病はいつか私たちの背中を押してくれる。

 

Myself. . . 1

 

Hi, everyone.

Today, I want to tell you about myself.

Actually, I have never explain that because I hesitated to do.

If I let you know about my personality, you'll be more comfortable to read my blog.

 

I'm 23, female. lol

I graduated from an university.

For 4years, I learned which the best way of learning English is and how to teach English.

So, I sometimes teach some students English.

I'm interested in linguistics, particulary Japanese and English.

My hobby is learning languages English and Chinese and reading a book.

You know, I fond of staying at home, the other way around, I like driving to go out.

 

Deeply, one thing is in your mind that my job.

I'm depressed recently, so I started this blog to express my complicated mind and memories.

This is not my job, you know, as one of my hobbies.

I quit my job as an English teacher because often I hope my death for no reasons.

We don't have to consider ourselves' death for our daily lives.

My depression disturbs my thought all the time.

 

After I can work comfortable without my hard depression I think, I'll try to teach English and Japanese a lot of learners anywhere and anywhen.

 

My English grammar leves is not working seriously, less than high school students in Japan. lol

Anyway, I hope you can imagine about my existence more particularly.

 

Please enjoy reading, my friends!!!

 

 

 

 

 

中身

 

 

箱の中。

昔私は箱の中に入っていたことを覚えていない。

そう、暗闇に。

 

最近それに気が付いた。

箱は長方形で、真っ暗なのに、居心地がよかった。

きっと、慣れ親しんだのだ。

 

その中では一人だった。

独り。

きっと誰かがいてくれれば、もう少し世界が見れたのに。

私は今更ながら寂しい気持ちを滲ませていた。

 

最近変わった。

コントロールができなくなっていた。

感情、行動、欲望、全ての。

私は箱を感じているべきだったのかもしれない。

もう少し、感じていたかった。

 

人と関わることが増えた。

箱があれば人の顔を見ることすらなかったのに。

 

 

もしかしたら足を進めているのよ。

ほら、それは探検なの。

あなたに刺激を与えてくれる。

悪いものではないわ。

過去に執着しない方があなたのためだわ。

 

箱の縁がそんなことを口にしていた。

 

 

私はお菓子の箱を閉じた。